産後の腰痛で仰向けで寝れない時の原因と対策
ブログを読んで頂きありがとうございます。
産前産後専門の専門院「さらさ整骨院」院長の石黒です。
産後ママさんの悩みで多いのが腰痛です。
ですが腰痛にも様々あり、子供を抱っこすると痛かったり、前かがみになると痛かったりと、症状が出るケースは色々あります。
その中で多いのが、
「仰向けになった時に腰が痛くて寝れない」
という腰痛の症状です。
この記事をお読みのあなたも同じように感じているのではないでしょうか?
ではなぜ仰向けになると腰が痛くなるのでしょうか?
今回はその原因と対処法をお伝えします。
【仰向けで腰痛が起きる原因】
人間の背骨は、横から見るとS字状に曲がっています。
このカーブですが、寝る時は少し緩んで、関節や筋肉にかかる負担を軽減させています。
しかし筋肉が緊張して硬くなってしまっていると、このたわみがなくなり、筋肉や腰の関節に負担がかかり、腰痛が引き起こされるのです。
ではなぜそのような状態が起こるのでしょうか?
1.妊娠中の腰の反り
妊娠中は徐々にお腹が大きくなっていきます。
お腹が大きくなると、バランスを取ろうとするため、自然と腰が反り気味になります。
特に妊娠後期になると体重の10kg近く増えますので、余計に腰への負担が大きくなるのです。
その状態が数ヶ月続くので、徐々に腰の関節の動きが悪くなってしまい、産後もその影響が出てきます。
2.産後の抱っこの姿勢
産後はどうしても赤ちゃんを抱っこしなければなりません。
毎日何時間も抱っこをしていると、どうしても腰が反ってしまい、腰に負担がかかってしまいます。
また育児に慣れていない方の場合は、変に力が入ってしまいがちになります。
そのせいで余計に腰にの筋肉がこわばってしまいます。
3.授乳中の姿勢
授乳中はどうしても前屈みの姿勢になりやすいですよね。
そのままの姿勢で10~15分もいると首から腰にかけての血行が悪くなってしまい、腰の関節の動きも硬くなってしまいます。
特に床に座って授乳する方は、姿勢に十分気をつけて下さい。
授乳中の姿勢でオススメの方法は
「レイバック法」です。(詳しくはこちらの記事⇒ 授乳時の背中や腰の辛さを防ぐレイバック法とは)
【仰向けで腰痛が起きる時の対処法】
ストレッチ
まず仰向けになって、両膝を立てます。
その立てた膝を抱えるように、膝を胸に近づけます。
この時、腰が丸くなって伸びていることを感じながら近づけます。
そのままゆっくり呼吸しながら20秒ストレッチします。
これを3回繰り返します。
このストレッチはいつやってもらってもいいのですが、お風呂あがりや寝る前に行うと効果的です。
入浴
産後はなかなかゆっくりお風呂に浸かることが出来ない方が多いです。
ですが腰が痛いときは、できるだけゆっくりお風呂に浸かって、血行を良くして下さい。
この入浴の後にストレッチを行うとより効果的です。
座り方
座っている時に、背中や腰が丸くなっている方が産後は多く見られます。
床に座る時には、できるだけ背中に大きなクッションを置いて、もたれかかれるような姿勢で座って下さい。
あぐらをかく時はお尻の下にクッションを置いて座りましょう。
この姿勢のほうが骨盤が立ち、腰に掛かる負担が軽くなります。
【まとめ】
いかがでしょうか?
産後は自分が思っている以上に体はボロボロになっています。
まずは正しい姿勢に気をつけながら、毎日の体のケアをして下さい。
それでも解決できない場合は、当院までご相談下さい。
当院のLINEからでしたら無料相談ができます。
腰痛は放っておくと、なかなか治りにくくなってしまいます。
早めに対処してくださいね!