産後の頭痛が辛すぎる!産後頭痛のメカニズムと対処法

普段から頭痛に悩まされている方って、結構多いですよね。ですが、「出産してから頭痛がひどくなった」という、産後に頭痛で悩まされるようになった、ひどくなったという人も多いのです。

一般的に、頭痛は15歳以上の人の3人に1人が抱えているといわれ、女性の2人に1人は「頭痛もち」だというデータがあります。原因は様々で、根本から治そうとするならその原因をしっかり見極めて改善策を探す必要があります。産後で頭痛がひどくなった人はなおさらです。
しかしほとんどの人は原因がどこにあるのかはわからないと思います。この記事では、産後の頭痛の原因とメカニズム、対処法をあなただけに分かりやすく紹介しますので、是非参考にして下さいね。

■頭痛はなぜおきるの?

頭痛は、病気がないのに起こる頭痛(一次性頭痛)と、病気があって起こる頭痛(二次性頭痛)とにわけられます。
病気がないのに起こる頭痛が、いわゆる「頭痛もち」といわれる頭痛で、頭部や首の緊張、頭部の血管拡張などによって起きると考えられています。

●頭痛の種類と特徴は?

一次性頭痛は、「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」「その他の一次性頭痛」の4つのタイプに分かれます。ずっと同じような頭痛が繰り返しおこる慢性頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛がほとんどを占めます。

<緊張型頭痛>

両方のこめかみあたりの筋肉や、肩や首の筋肉が緊張して頭痛がおこります。
頭全体が圧迫され締め付けられるような痛みや、重苦しい痛みが特徴です。首や肩のコリ、めまいなどを伴うこともありますが、動いても痛みは強くなりません。
たまに起こる程度なら日常生活に支障は出ませんが、頻繁におこる、だらだらと一週間痛みが続くといった慢性型になると生活に影響が出てきます。

<片頭痛>

何らかの理由で脳の血管が拡張して頭痛がおこります。ストレスが解放されたときに起こりやすく、例えば、忙しかった一週間が終わってほっとしている週末などにおこります。
女性ホルモンの変動も誘因となり20代から40代の女性に多くみられます。生理が始まると片頭痛がおこり、終わると痛みがなくなることも多く、頭痛もちだった人が妊娠すると頭痛が治ることも知られています。
血管が脈うつのと同じようにズキン、ズキンと強い痛みが起こり、動くと頭にガンガン響くような激しい痛みがあります。頭痛がおこる前兆として、目の前にフラッシュのような光る斑点やキラキラ感が出現する場合もあります。
光や音に敏感になる、吐き気やめまい、イライラ感やしびれが出る人もいて、日常生活に支障が出ることの多い頭痛です。

<緊張型頭痛と片頭痛の混合型>

緊張型頭痛と片頭痛の両方がおきる人もいます。

■産後の頭痛:その原因は?

頭痛の原因は一つとは限らない場合が多く、その原因を特定するのは難しいとされています。多くの場合は、体質や生活習慣などのストレスが引き起こすと考えられています。

●ストレス

頭痛の誘因にはストレスも大きく関連しています。
長い妊娠期間を耐えてきたストレスに加え、出産の不安や孤独感、待ったなしの育児、日常生活への不安など、産前、産後の環境の変化は激しいものです。産後はストレスだらけの毎日ですから、頭痛がおこりやすい環境が整っているのです。

●ホルモンの変動

産後はホルモンの劇的な変動によって肉体的にも心理的にも不安定になります。
産後急激に減るセロトニンは血管の収縮作用がありますので、血管が拡張しやすくなり偏頭痛の誘因になると考えられています。

●骨盤のゆがみ

骨盤のゆるみや、ゆがみは頭痛の引き金になることがあります。
骨盤がゆがんだ状態だと、骨盤で支えられている上半身にもゆがみが生じ、全身の筋肉に負担をかけ緊張性頭痛を引き起こす原因になります。

●無理な姿勢

産後の生活は、赤ちゃんの抱っこやおんぶ、授乳などで無理な姿勢をとりがちです。無理な姿勢は、筋肉に負荷がかかって肩こりや腰痛を引き起こし、それの積み重ねが頭痛の誘因になります。肩こり頭痛などがその代表です。

●睡眠不足による疲労の蓄積

睡眠は疲れをとるために重要なのですが、体を休める時間を奪います。夜中に何度も起きる赤ちゃんのお世話や家事は睡眠不足を招きます。疲れが取れない状態が続くと頭痛がおこりやすくなります。

●貧血など

水分不足や貧血も頭痛の引き金になる場合があります。出産時は誰でも出血があります。出血に加えて体の水分比も大きく変動しますので、貧血になりやすくなります。また、おっぱいは血液から作られているため授乳をしている場合はさらに注意が必要です。

●頭痛薬の飲み過ぎ

頭痛があるから、頭痛がおきそうだから、と市販の頭痛薬を気軽に飲んで対処していませんか?実は市販薬の痛み止めは「お薬頭痛」(薬物乱用頭痛)の原因となる成分を含むものが結構多くあります。飲み過ぎると体から薬の成分が抜けるたびに頭痛を引き起こすので、頭痛を治すための薬が頭痛を引き起こすという悪循環に陥るのです。
だんだん薬の効き目が悪くなって、飲む量が増えている、回数が増えているという人は要注意です。

●二次性頭痛の可能性

例えば、蓄膿症などは目やおでこ、眉間などの痛みがよく起こりますので、慢性頭痛や片頭痛と間違われることが少なくありません。また、虫歯や歯肉の炎症などの口内のトラブルも頭痛を引き起こします。

■産後の頭痛にどうやってつきあう?

頭痛はタイプによって対処法や気をつけることが異なります。
例えば、「温めて楽になる」頭痛もあれば、「冷やして楽になる」タイプの頭痛もあります。こういったタイプが分からないままネットなどの情報を鵜呑みにしてしまうと、余計にひどくなる場合がありますので、十分に注意して下さい。

●まず自分の頭痛を理解する

自分の頭痛はどの頭痛なのかを把握すれば、有効な対処法が見つかります。
頭痛がおこった時、どんな痛みだったか(脈打つような痛み、締め付けられるような痛みなど)、どれくらいの時間続いたか、吐き気やめまいはなかったか、など状況を記録してみましょう。月経の期間も記入し、頭痛を引き起こす誘因となるイベントはなかったか、外出や睡眠時間、天候など気付いたことを記録していきます。記録していくうちに自分の頭痛が緊張型頭痛なのか片頭痛なのかわかってきますし、医療機関を受診するときも役に立ちます。

●頭痛の対処法

<緊張性頭痛の対処法>

緊張型頭痛がおこった時は、血行を良くすると楽になります。
痛みのある肩や首などをホットタオルで温め血流をよくしましょう。気分が悪くないなら入浴もいいかもしれません。日常生活ではストレスを減らし、姿勢を整える、肩こりを解消する、運動を取り入れるといった生活改善が有効です。

<片頭痛の対処法>

片頭痛が起こった時は、緊張型頭痛とは反対で血管を収縮させると楽になります。
首の周りや後ろを冷たいタオルで冷やし、開いた血管を小さくさせましょう。
片頭痛は痛みが始まると何も手につかなくなります。人込み、騒音、強い光、換気の悪い部屋などは誘発の一因になりますのでできるだけ避けます。
痛みが始まったら、静かな暗い場所や、外からの刺激が少ない場所で横になり安静にして痛みが治まるのを待ちましょう。
日常生活では、睡眠を十分にとり規則正しい生活をし、ストレスや疲労をためないようにします。アルコールやチョコレート、チーズ、赤ワインで誘発される人もいます。頭痛のきっかけになる食品を避け、予防効果のあるマグネシウムやビタミンB2を積極的にとることが有効です。

●骨盤のゆがみを治す

骨盤がゆがんでいると、正しい姿勢を保つことができず全身の筋肉に負荷がかかります。緊張性頭痛の対策には、体のバランスを整えて、不必要な筋肉の緊張をとることがポイントになります。骨盤のゆがみは自己流ではなかなか治せませんので、専門家に相談してみましょう。

●専門医を受診する

自分のタイプを知ってできる対処法を試してみたけれど、一向によくならない、痛みが強くなるという場合や、頭痛薬がきかなくなった、飲む回数が増えたなと思ったら、早めに脳神経外科か神経内科の専門医に相談しましょう。
最近は、片頭痛の特効薬もあります。痛みを我慢しないで自分にあった薬を選んでもらいましょう。

■まとめ

頭痛解消の一歩は頭痛と向き合う事です。「産後の頭痛は仕方ない、治らない」と諦めてしまうのではなく、まずは日常生活の中で改善できることから直していき、それでもなかなか改善しない場合には、信頼できる専門家に相談して下さい。急にすべてを直すことはできません。まずは1つづつ、できるだけ体に負担をかけないような予防法や対処法を試してみましょう。

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参考:

・母性看護学:医学書院

・一般社団法人 日本頭痛学会
http://www.jhsnet.org/ippan_zutu_know.html

・Mins(マインズ)ガイドラインセンター 脳・神経≫慢性頭痛
http://minds.jcqhc.or.jp/n/public_user_main.php#

・頭痛ダイアリー ダウンロード
http://www.jhsnet.org/pdf/headachediary.pdf

・上出脳神経外科クリニック
http://www.uede-clinic.com/headache.html

・たかせクリニック
http://takase-clinic.jp/original7.html