産後の便秘
産後の便秘はなぜ起こる?原因別の解消法をあなただけに教えます!
産後の便秘はなぜ起こる?原因別の解消法
ブログをお読みいただきありがとうございます。
産前産後の専門院「さらさ整骨院」院長の石黒です。
今この記事をお読みのあなたは、産後で便秘に悩んでいらっしゃると思います。
当院に来院される方の中にも
「今まで便秘になんかなったことなかったのに」
とおっしゃる方がとても多いです。
ではなぜ産後に便秘になってしまったのでしょうか?
いくつか原因がありますので、これを参考にして御自身の便秘がどの原因なのかをはっきりさせて、便秘を解消してくださいね!
産後の便秘の原因と解消法
【出産による内臓下垂】
妊娠すると「リラキシン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンは骨盤の関節を緩める作用があり、これによって骨盤は出産で広がりやすくなるのです。
ですが出産で骨盤が広がってしまうと、骨盤内にスペースが出来てしまいます。
さらに出産の際に「骨盤底筋」と呼ばれる、骨盤の底を塞いでいる筋肉が緩くなります。
この筋肉は内臓を下から支える役割があります。
そのため骨盤底筋が緩くなると、内臓全体が下がってしまい、腸が圧迫されます。
そのため腸の働きが悪くなってしまい、便秘になりやすくなるのです。
解消法
まずは骨盤底筋を鍛える必要があります。
【骨盤底筋の鍛え方】
まず仰向けに寝て膝を立てます。
足は軽く開くくらいにします。
その状態で腹式呼吸をします。
まず大きくお腹を膨らませながら、息を吸います。
そしてお腹を凹ませながら、息をゆっくり吐いていきます。
息を吐く時はできるだけお腹を凹ませて下さい。
この凹ませた時に、お尻の穴を締めるように力を入れます。
このお尻の穴を締める筋肉が骨盤底筋になります。
腹式呼吸をしながら行うことで、妊娠・出産でゆるんだ腹筋も同時に鍛えることが出来ます。
【授乳による水分不足】
出産後、ほとんどの方が行うのが「授乳」です。
赤ちゃんが小さい頃は一日に何回も授乳をします。
ではこの母乳はどこから作られるのでしょうか?
実は母乳の原料は「血液」から作られるのです。
お母さんの乳房の中では、血液が乳腺で乳汁に作り変えられるのです。
このように母乳はお母さんの血液から作られるので、母乳をあげていると体の中の水分がどんどん失われていくのです。
体が水分不足になるとどうなるのでしょうか?
内臓の方も水分不足になり、腸の中も水分不足になります。
すると便の水分も少なくなって便が硬くなり、便秘になってしまうのです。
解消法
授乳中はできるだけ多く水分を取るようにして下さい。
目安は1日3リットルになります。
3リットルと聞くととても多く感じると思いますが、それだけ水分は少なくなってしまうのです。
飲み物ですが、カフェインの入ったものはやめましょう。
ミネラルウォーター、ルイボスティーなどおすすめです。
【育児でのストレス】
実はストレスも便秘に大きく関係します。
産後は産前と違い、赤ちゃんのペースに合わせた生活になります。
夜もまとまって寝れなかったり、授乳を一日に何度も繰り返したりで、毎日とても慌ただしくなってしまいます。
中には「産後うつ」になってしまうほどストレスが溜まってしまいます。
ストレスが溜まると「自律神経」のバランスが崩れてしまいます。
自律神経は体内の状態を一定に保つ働きがあります。
なので自律神経のバランスが崩れてしまうと、腸内の働きも悪くなってしまいます。
そのため便秘になるのです。
解消法
なんといってもリラックスすることです。
できるだけ家族に頼れることは頼って下さい。
旦那さんにも掃除や洗濯を手伝ってもらいましょう。
まずは「頑張りすぎない」ことが重要です。
他には好きな音楽を聞いたりして、ストレスを溜まない生活をして下さい
【運動不足】
出産すると、なかなか外に出ることが少なくなってしまいがちです。
動くことが少なくなると、内臓の動きも悪くなってしまいます。
腸の動きが悪くなると、蠕動運動と呼ばれる腸内の運動が少なくなり、便が運ばれにくくなります。
解消法
まずは歩くことから始めましょう。
歩くことで骨盤が動き、骨盤内の町の働きも良くなります。
どうしても産後は外出が減りやすいのですが、ストレス解消にもなりますのでぜひ試して下さい。
まとめ
産後の便秘でお悩みの方は意外と多いのです。
産後はなかなか自分のことをする時間もないかもしれませんが、できるだけ体のケアをして、元気に育児ができるようにしていきましょう!
現在当院では、産後のお体のお悩みを産後ケア専門LINE@にて無料相談しています(通常3,240円)
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