産後のぽっこりお腹の効果的な引き締め方を教えます
ブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
産前・産後専門 さらさ整骨院院長の石黒です。
出産後のお体で気になることのトップ3に必ず入る「ぽっこりお腹」。
いわゆる下腹が妊娠で出てしまったものが戻らない状態です。
今この記事をお読みの産後のあなたも気になっていると思います。
当院に産後の骨盤矯正で来院前される方のおよそ8割の方が、このぽっこりお腹が気になっているのです。
・骨盤まではパンツがはいるのに、ウエストの部分でしまらない。
・ボタンが締まっても、パンツの上に下腹が乗っかってしまう。
・産後数ヶ月経つのに、まだ妊娠中のパンツを使っている
このようなお悩みの方もきっと多いでしょう。
中には諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか?
ちょっと待ってください!!
全然諦める必要はありません!
今回はこのぽっこりお腹になってしまった原因と解消法についてお話します。
【産後のお腹が凹まない理由】
① 腹筋のゆるみ
妊娠中は体重も増えますし、お腹も大きくなります。
妊娠すると「リラキシン」という、関節を緩めるホルモンが分泌されます。
特に骨盤を支える「仙腸関節」という骨盤の後ろの部分の関節が緩みやすくなります。
これは出産時に骨盤を広げて、赤ちゃんが出てきやすくするために起こる現象です。
ですが妊娠中から骨盤が大きく広がると、赤ちゃんがしたに下がりやすくなります。
赤ちゃんが下がりすぎると、下腹が大きく伸びるようになってしまいます。
インナーマッスルという、腹筋でも奥の方にある筋肉は内臓がしたに下がるのを産後の支える役割をしてくれますが、この筋肉が特に弱くなります。
腹筋は赤ちゃんの重みに耐えきれなくなり、徐々に延びて緩んでしまいます。
中には「腹直筋離開」と言って、腹筋の真ん中にある縦の割れ目から左右に裂けてしまい、産後も腹筋が戻らなくなることもあります。
常に引きのばされた筋肉は締める力が無くなってしまうので、産後には特に腹筋のインナーマッスルを鍛えることが大事になります。
② 呼吸の仕方の変化
妊娠中は、お腹に力を入れることが難しくなるので、どうしても「胸式呼吸」になります。
胸式呼吸は胸の部分で行う呼吸法で、元々女性に多い呼吸法です。
産後も妊娠中の名残から、胸式呼吸をしている事が多くなります。
ですが産後に効果的な呼吸は「腹式呼吸」なのです。
胸式呼吸ばかりだと、腹筋を使った「腹式呼吸」をしなくなってしまうので、弱った腹筋が戻らないのです。
【改善方法】
ぽっこりお腹の改善方法ですが、まずは腹筋のインナーマッスルを引き締めることがとても大事です。
骨盤矯正では骨盤を締めることが出来ても、弱った腹筋を引き締めることは出来ません。
ですが、正しい方法で鍛えてあげることで、確実にお腹は締まってきます。
① 腹式呼吸
腹筋のインナーマッスルを鍛えるのに効果的なのが「腹式呼吸」です。
この呼吸法をしっかり続ければ、徐々にお腹も引き締まっていくでしょう。
慣れれば簡単な呼吸法なので、毎日続けてください。
やり方
・まず息を吸う時にお腹を膨らませます。
・息を吐く時はおへその下の「丹田」という部分を意識してお腹を凹ませます。
・できるだけゆっくりと行ってください。
② ドローイン
これは腹式呼吸の「吐いて凹ます」状態をキープするトレーニングです。
やり方
・息を吐いてお腹を凹ませます。
・この時、お腹が背中にくっつくくらいのイメージで凹ませます。
・息は止めずに吸ってもいいのですが、凹ませたお腹は緩めないように気をつけましょう。
【まとめ】
いかがでしょうか?
産後のトラブルは色々とありますが、なかなかすぐに解決出来るものではありません。
ですが、少しづつでもじぶんで出来ることをを行っていけば、必ず変化していきます。
もしどうしても自分では何ともならないような事がありましたら、まずは私にご相談ください。どんな些細なことも構いません。あなたのお悩みを聞かせてください。
当院の公式LINE【産後ケア相談室】に登録していただいて、そこから無料で相談を受け付けています(通常相談料は3,240円)
早く今の悩みを解決して、笑顔で楽しく育児をしてくださいね!