当院の㏋にご訪問頂きありがとうございます。大阪市都島区のさらさ整骨院石黒です。
今まで整体を受けた方で、
「施術中は気持ちよかったけど、帰ったら痛みが強くなってきた」
というような経験をされた方っていらっしゃいませんか?
これは「好転反応」というものと、「揉み返し」や「刺激が強すぎて筋肉や関節を痛めた」というものが考えられます。
好転反応は慣れない刺激によって起こる体の反応なので、基本的には一日くらい経てば落ち着いてきます。
この記事では、揉み返しや筋肉や関節を痛めたなど、症状が悪化した場合の対処法を詳しく解説します。
目次
1・整体を受けた後に症状が悪化する理由とは
1-1. 適切な施術法や技術が不足している場合
1-2. 症状の原因や体調に合わない施術が行われた場合
2・症状悪化時の対処法
2-1. アイシングや温熱などの応急処置
2-2. その他の対処法
3・ 症状を悪化させないための予防策
1・整体を受けた後の症状悪化の理由とは
まず最初に整体を受けた後に症状が悪化する原因について詳しく解説します
1-1. 適切な施術法や技術が不足している場合
施術後の症状が悪化する原因となる、適切な施術法や技術が不足している場合について詳しく解説します。
施術後の症状が悪化する原因の一つは、施術者にその症状に合った施術や技術が不足していることが挙げられます。
施術経験があまりないと無理な施術や過度な刺激を与えてしまいがちです。
その結果、施術後の症状の悪化が起こりやすくなります。
以下に、適切な施術を受けるために注意すべきポイントは以下の2点になります。
- カウンセリングで症状の原因をしっかり確認する
- ㏋などで施術者の経験や実績を確認する
1-2. 個人の状態や体調に合わない施術が行われた場合
個人の状態や体調に合わない施術が行われると症状が悪化する可能性があります。
以前と同じ施術でも、その時の体の状態や体調不良があったりすると症状が強くなってしまうこともあります。
特に経験の浅い施術者ではそういった細かな変化に気づかないこともよくあります。
このようなことが起こらないようにするには、施術の際に以下のことを施術者と共有することが大事です。
- カウンセリングで自分の今の体の状態や症状の原因を把握して情報共有する
- 自分自身で体調を把握し、気になることがあれば施術者に伝える
- 体調変化には施術中も十分に注意し、痛みがあれば我慢せずに伝える
2・ 症状悪化時の対処法
ではここからは症状が悪化した際の対処法を説明します。
2-1. アイシングや温熱などの応急処置
整体を受けた後に症状が悪化した場合、その患部を冷やしたり温めたりすると効果的な場合が多いです。
その具体的な対処法は以下になります。
アイシング:
施術直後や翌日に症状が悪化した場合や、元々の症状が捻挫や急性腰痛などの炎症や腫れがある場合は「アイシング」を行うことで痛みや腫れを軽減できます。
やり方は、アイスバッグや氷嚢、もしくは氷を袋に入れたものを、30分ほど痛い部分にあてておきます。
これをできる限り何度も行います。に数分間当てることが効果的です。
注意点として、保冷剤を使う際は必ず直接肌に当てないようにしてください。
直接当ててしまうと凍傷になることもあります。
温熱:
施術して数日後に、筋肉の緊張やこわばりにような感じで症状が悪化の場合は、温熱を行うことで症状が改善します。
筋肉が強い刺激を受けてしまった場合、血液の流れが滞ってしまい筋肉が過緊張を起こしてしまい症状が悪化してしまいます。
このような場合は温めることで筋肉の緊張を緩めて血行を良くしてあげると痛みが改善されます。
方法ですが、温湿布を使うことで筋肉を緩めることができます。
また入浴で体を温めて筋肉の緊張を緩めてあげてください。
これらの応急処置は一時的な対処法です。症状が持続する場合は、専門医や整体師に相談することが重要です。
2-2. その他の対処法
整体を受けた後に症状が悪化した場合、冷やしたり温めたりする以外に、「体を休める」ことも効果的です。その方法を以下で説明します。
姿勢に気を付ける:
整体後に症状が悪化した際には、正しい姿勢を保つことで症状の悪化を抑えることができます。
できるだけ痛くなった部分に負担のかからないような姿勢を取ってください。
症状によって姿勢は異なりますが、例えば椅子に座るときに腰にクッションを置いたり、横向きで寝るときに抱き枕を膝に間に入れたりして楽な姿勢になるようにしましょう。
睡眠:
症状が悪化している場合はしっかり睡眠をとることが必要です。睡眠をとることによって体は徐々に回復していきます。
安静:
症状が悪化した場合、一番は安静にすることです。
痛みを我慢して無理に動いたりしてしまうと、余計に症状が強くなってしまいます。
痛みがある部分に負担をかけないようにし、仕事や運動を制限してください。
できるだけ症状が落ち着くまで安静して症状を落ち着かせましょう。
3・ 症状を悪化させないための予防策
整体を受けた後に症状が悪化しないよう、施術後にアフターケアをすることで予防できます。
アフターケアは症状の悪化を予防するだけでなく、回復を促すためにも重要なことです。
以下では具体的なアフターケアのポイントを説明します。
水分補給:
整体施術後は水分をしっかり摂ることが必要です。
施術すると汗をかいて水分が失われることがあります。施術後は適度に水分を摂取して血液の流れを良くして回復しやすい状態にしてください。
水分補給には水やスポーツドリンクを適量摂取することがおすすめです。
軽いストレッチや運動:
整体施術後には筋肉や関節をゆっくりとストレッチしたり、軽い運動を行うことで血液循環を促進し、筋肉の緊張を緩めることができます。
ただし施術後の身体の
状態は人によって違いますので、施術者の指示に従って行いましょう。
施術者との連携:
整体施術後は施術者からアドバイスをもらうことが重要です。
施術後の症状の変化や不安な点があれば、早めに施術者に相談しましょう。
最近ではメールやSNSを使って施術者からアドバイスやケア方法をもらえる整体院もふえています。
日常生活の注意:
整体施術後は日常生活の中での姿勢や身体の使い方にも注意が必要です。
施術後に悪い姿勢や生活習慣を継続してしまうと効果も出にくくなってしまいますし、痛みが強くなってしまう原因にもなります。
正しい姿勢を常に意識して、体に無理な負担をかけないように生活してください。
また、重い物の持ち運びや長時間の同じ姿勢は体に負荷をかけるので、できるだけ避けるようにしましょう。
無理な施術を受けない:
症状悪化を防ぐためには、自分に合わない施術や、負担が大きな施術は避けてください。
施術を受ける前にその点をしっかりと確認して、自身の体の状態に合った施術を受けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
症状が悪化した際には、アイシングや温熱などの緊急処置を行ってください。
また症状が悪化しないように、施術後のアフターケアも忘れずに行っていきましょう。
これらのアフターケアのポイントを意識し、整体施術後の症状悪化を予防し、回復を促すことが大切です。ただし、個人の状態や施術内容によって適切なアフターケアが異なる場合がありますので、施術者の指示やアドバイスを参考にしてください。
執筆者
さらさ整骨院院長 石黒 聡志
【資格】
- 厚生労働大臣認定 柔道整復師
- 公認ファスティングダイエットカウンセラー
【経歴】
- 2002年 村上整体医学院入学び、2年後に公認整体師資格取得
- 2004年 名古屋市 えんどう接骨院に3年間勤務
- 2007年 国家資格 柔道整復師取得
- 2007年 大阪市鶴見区 いしだ整形外科クリニックに5年間勤務
- 2012年 大阪市都島区に「さらさ整骨院」開院