都島区の整体なら「さらさ整骨院」

産後の肥立ち

こんにちは!さらさ整骨院院長の石黒です。

今回は、

  • 産後の肥立ちって聞いたことあるけど良く知らない
  • 産後の肥立ちが悪いと何が起こるの?
  • 産後の肥立ちを良くするにはどうしたらいいの?
  • 産後ケアってどうすればいいの?

とお悩みの方への情報をまとめました。

当院は産後ケアをメインに5,000人以上の産後ママのお体のケアをしてきました。
その中で様々なお悩みを解決してきております。
ここではよくお客様から相談がある産後のお体の不調についてお話していきますね。

この記事を読めば、産後の体の不調に悩まないようになりますよ。

 

産後の肥立ちとは

昔から大事な期間だと言われている産後の肥立ち。
【産後の肥立ちは一生祟る】
と言われるくらいです。
妊娠・出産は、女性の心と体の両方にとても大きな影響を与えます。

なので産後の肥立ちの良い悪いは、その人の生活の良し悪しまで左右するといっても過言ではありません。

 

産後の肥立ちの意味は?

産後の肥立の意味

産後の肥立ちとは、出産後の女性が妊娠前の心身の状態に回復することをいいます。

日本でも、近代医学が発展する前の明治時代までは、出産による体力の消耗や、栄養状態の悪さなどが重なってやせ細り、産後の肥立ちが悪くなる人が珍しくありませんでした。

産後の肥立ちが悪いと抵抗力も落ちてしまい、体力が回復せず病気になってしまうことも多く、まさに出産は命がけの大仕事だったのです。

 

産後の肥立ちの期間は?

産後の肥立ちの期間は?医学的に子宮が妊娠前の状態に戻るのは4~8週間だとされています。

しかし、妊娠中に増加した血液や水分、筋肉を戻すのに2ヵ月はかかり、さらに骨盤がもとの状態に回復するには3~6ヶ月かかるといわれています。

出産時、赤ちゃんは狭い骨盤の中をぐるぐる回転しながら産まれてきます。
この時赤ちゃんは、頭の骨が重なるようにずらしながら、狭い産道ギリギリを通ります。

大きくなった赤ちゃんを産道から出すために、お母さんの体も妊娠中から骨盤周りの関節や筋肉を緩めて、赤ちゃんが通りやすいように骨盤を広げる準備をしています。

 

産後の肥立ちが悪いと起こる症状は?

では産後の肥立ちが悪いとどんなことが起きやすくなるのかについて説明いたします。

 

産後の症状:腰痛

腰痛出産が終わると骨盤の周りの筋肉や靭帯も徐々に出産前の固さに戻っていき、骨盤は固定されていきます。

しかし、

「出産時に骨盤が広がりすぎて関節が緩くなりすぎた」
「産後安静にせず動き回っていた」
「重いものを持つことが多かった」
「悪い姿勢をとっていた」

などといったことが原因で骨盤が元に戻らず、関節が緩いままだったり、骨盤の歪みが生じる場合があります。

骨盤は体の中心になります。
その骨盤がゆがむと全身のバランスが崩れてしまい、体のあちこちの筋肉に負担がかかってしまうのです。

体のゆがみは、特に体の重心である腰にダイレクトに影響を与えますので、それが腰痛という形で現れます。

「赤ちゃんを抱っこしていると腰が痛い」
「仰向けに寝ているとだんだん腰が痛くなってくる」
「朝起き上がろうとする特に腰が痛い」

という方が多いですね。

 

産後の症状:肩こり

肩こり

実は肩こりの産後の骨盤の歪みなどが関係している場合があります。

骨盤が安定しない状態だと、骨盤を支える周囲の筋肉に負荷がかかります。
腰の筋肉や背中の筋肉、肩を覆う筋肉やその周りの靭帯は協力し合って体を支えていますので、その結果として肩こりが引き起こされる原因になるのです。

 

産後の症状:尿もれ

尿漏れ

尿漏れも産後に多い症状の一つです。
しかも長引くことも多く、出産して1年以上たっても治まらないという方もいらっしゃいます。
出産によって緩んだままの骨盤底筋は、骨盤内の内臓(子宮・膀胱など)をうまく保持することが出来ません。

膀胱の下にある尿道が圧迫された状態になっているので、小走りやクシャミなどのちょっとした刺激でも尿が出やすくなります。

 

産後の症状:産後うつ

産後うつ

産後うつは年々増加している症状になります。

妊娠中は「胎盤から分泌されるホルモン」の影響を強く受けています。
ですが出産で胎盤がなくなると同時に、「脳からのホルモン」の影響を受けるようになります。

どちらも女性ホルモンと呼ばれるホルモンなんですが、急激な切り替わりによって、出産後は誰でも精神的にも身体的にもとても不安定な状態になるのです。

ホルモンバランスの安定には1ヵ月ほどかかるといわれています。
ですがホルモン分泌に影響を与える筋肉が良い状態で保たれていないと、安定するのに時間がかかってしまうこともあります。

その結果として産後うつと呼ばれる症状が出てくるのです。

 

産後の肥立ちを良くする方法

では産後の体をより良い状態にするにはどうしたらいいのでしょうか?
ここからは産後の肥立ちを良くするための方法についてお話ししますね。

 

産後は安静にする

安静にする

まず一番大事なことは、妊娠・出産でボロボロになった体を休ませてあげることです。

家事などは極力少なくして、赤ちゃんのお世話を中心とした生活にして下さい。
そして疲れたら横になり体力を回復させましょう。

外見からは分かりにくいのですが、出産で体の内部では劇的な変化が起こっています。
子宮や赤ちゃんが通ってきた産道周辺や、骨盤底筋などは腫れあがっていますし、最大限に広がった骨盤は関節がグラグラになって、

「捻挫した状態」

になっているのです。

立仕事は控えて出来るだけ横になって、十分な栄養を取ることが産後の肥立ちを良くします。

元の生活に戻る目安は6~8週間くらいで、動く範囲や時間などは体力や気分の良否を見ながら徐々に増やして様子をみます。

ただ上にお子様がいる方の場合は、なかなか体を休ますことも難しいことも多いです。

しんどい時は無理をせずできるだけ旦那さんに頼ったり、地域の子育てサポートなどを活用するのもいいですね。

ちなみに大阪の場合ですと、

「大阪市ファミリー・サポート・センター事業」

という制度があります。

 

産後の骨盤矯正(整体)

産後の骨盤矯正・整体

最近では産後の骨盤矯正が広まってきています。

当院ではまだそこまで産後専門の骨盤矯正ができる整体院がない頃から行ってきました。

産後の肥立ちの時期に無理をすると、出産でダメージを受けている靭帯や筋肉が回復できません。

場合によっては骨盤がいつまでたっても安定せず、常に骨盤ベルトをしていないと不安だという方もいます。

骨盤が元の位置に戻らないままでいると、体がゆがんだ状態で固定されてしまうのです。

このようなゆがんだ状態の骨盤は自然に元に戻ることはありませんので、早めから矯正で正しい位置に戻してあげることが必要です。

ただしボキボキしたり痛みを伴うような無理な矯正は禁物です!

時間をかけて優しくケアを行い、正しい位置で固定してあげることが大切です。

骨盤を整えてあげると体幹を支える筋肉もバランスが取れますので、ゆがみが引き起こす体の不調も改善していきます。

 

まとめ:産後の肥立ちが大事な理由

産後の肥立ちが大事な理由まとめ

上記でお話しした産後の体のケアをしっかりと気を付ければ産後の肥立ちも良くなって、毎日快適に過ごすことができるはずです。

 

最後にもう一度確認しますね。

・産後の肥立ちは出産後4~8週間
・産後の肥立ちが悪いと腰痛や尿漏れ、産後うつなどの症状が出る
・産後の肥立ちを良くするには安静と骨盤ケアが必要

 

出産という一大イベントを経験した後、産後の肥立ちの時期に無理をすると様々な不調を引き起こします。

不快な症状がいつまでも続く場合は、体のゆがみが原因になっていることが多いです。

体の土台となる骨盤を整えると、体の不調が改善・解消される事例は沢山あります。

体の不調を感じたら、一度骨盤矯正を利用してみて下さい。

産後の腰痛が辛いなど体の不調でお悩みでしたら、まずは当院までご連絡ください!

 

この記事の執筆・監修者

院長

さらさ整骨院 院長 石黒 聡志

【資格】
厚生労働大臣認定 柔道整復師

【経歴】
2002年 らくだ治療院勤務

2005年 名古屋市 えんどう接骨院勤務

2007年 大阪市鶴見区 医療法人いしだ会 いしだ整形外科クリニック勤務

2012年 大阪市都島区に「さらさ整骨院」開院

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